いいでのゆ

茶色く濁ったお湯が特徴のいいでのゆをご紹介しております。
見た目だけではわからない泉質等を細かく紹介しております。

温泉の泉質 

一の木温泉の泉質は、塩化物硫酸塩泉で茶色く濁った温泉です。

温泉分析書

いいでのゆ
申請者
住所
福島県喜多方市宇御清水東7244-2
氏名
喜多方市長
源泉名および湧出地
名称
一ノ木温泉 いいでのゆ
湧出地
福島県喜多方市山都町一ノ本字越戸乙4047−1
湧出地における調査および試験成績
調査者および試験者
一般社団法人 福島県薬剤師会 後藤幸永
調査および試験年月日
令和元年8月8日
泉温
64.8℃(調査時における気温 33℃)
ゆう出量
146 L/min(動力揚湯)
知覚的試験
無色・澄明・無臭・強塩味・気泡なし
pH値
7.1
電気伝導率
1.51 S/m(25℃)
試験室における試験成績
試験者
一般社団法人 福島県薬剤師会 渡邊智子、菅井正子、後藤幸永
分析終了年月日
令和元年9月4日
知覚的試験
弱黄色・微混濁・無臭・強塩味(採水後72時間)
密度
1.007(20℃/4℃)
pH値
7.00
蒸発残留物
10160 mg/kg(180℃)

陽イオン成分

成分 ミリグラム ミルバル ミルバル%
リチウムイオン 3.5 0.50 0.31
ナトリウムイオン 3281 142.71 87.13
カリウムイオン 87.2 2.23 1.36
マグネシウムイオン 99.0 8.15 4.98
カルシウムイオン 200.6 10.01 6.11
ストロンチウムイオン 6.3 0.14 0.09
バリウムイオン 0.0 0.00 0.00
アルミニウムイオン 0.0 0.00 0.00
マンガンイオン 0.1 0.00 0.00
鉄(II)イオン 1.5 0.05 0.03
陽イオン計 3679 163.79 100

陰イオン成分

成分 ミリグラム ミルバル ミリバル%
ふっ化物イオン 4.2 0.22 0.13
塩化物イオン 3369 95.04 68.01
臭化物イオン 10.4 0.13 0.08
よう化物イオン 0.3 0.00 0.00
硫化物イオン 0.0 0.00 0.00
チオ硫酸イオン 0.0 0.00 0.00
硫酸イオン 3052 63.54 38.79
炭酸水素イオン 298.4 4.89 2.98
炭酸イオン 0.0 0.00 0.00
陰イオン計 6734 163.82 100

遊離成分

非解離成分 ミリグラム ミリモル
メタけい酸 47.2 0.60
メタほう酸 23.9 0.55
非解離成分 計 78 1.29
溶存物質(ガス性のものを除く) 10.48 g/kg
成分総計 10.56 g/kg
溶存ガス成分 ミリグラム ミリモル
遊離二酸化炭素 78.6 1.79
遊離硫化水素 0.0 0.00
溶存ガス成分 計 78.6 1.79

その他の微量成分

溶存ガス成分 ミリグラム
総ひ素 0.015
銅イオン 0.01未満
鉛イオン 0.0005未満
総水銀 0.0005未満

泉質
新泉質名
ナトリウム−塩化物・硫酸塩温泉
(旧泉質名 含芒硝−食塩温泉)[慶事用泉質名 塩化物泉]
(高張性−中性−高温泉)
森忌症、適応症等

温泉分析書は温泉分析書別表として以下へ記載する。

温泉分析書別表

1.採取場所
一ノ木温泉
2.源泉所在地
福島県喜多方市山都町一ノ木字越戸乙4047-1
3.温泉分析申請者
喜多方市長
4.泉質
ナトリウム−塩化物・硫酸塩泉(旧泉質名 含芒硝−食塩泉)
高張性 中性 高温泉

5.療養泉分類の泉質に基づく禁忌症、適応症は次の通りである。

  一般 泉質別
禁忌症(浴用) 病気の活動期(特に熟のあるとき)、活動性の結核、進行した悪性腫癌又は高度の貧血など身体衰弱の著しい場合、少し動くと息苦しくなるような重い心臓又は肺の病気、むくみのあるような重い腎臓の病気、消化管出血、目に見える出血かあるとき、慢性の病気の急性憎悪期
適応症(浴用) 筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経症、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、運動麻痔における筋肉のこわばり、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害など)、病後回復期、疲労回復、健康増進 きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症

浴用の一般的注意事項

温泉の入浴は、以下の事項を守って行う必要があります。

泉質
  1. 食事の直前、直後及び飲酒後の入浴は避けてください。酩酊状態での入浴は特に避けてください。
  2. 過度の疲労時には身体を休めてください。
  3. 運動後30分程度の間は身体を休めてください。
  4. 高齢者、子供及び身体の不自由な人は、1人での入浴は避けることが望ましいです。
  5. 浴槽に入る前に、手足から掛け湯をして温度に慣らすとともに、身体を洗い流してください。
  6. 入浴時、特に起床直後の入浴時などは脱水症状等にならないよう、あらかじめコップ一杯程度の水分を補給してください。
入浴方法
  1. 高齢者、高血圧症若しくは心臓病の人又は脳卒中を経験した人は、42℃以上の高温浴は避けてください。
  2. 心肺機能の低下している人は、全身浴よりも半身浴又は部分浴が望ましいです。
  3. 入浴回数は、入浴開始後数日間は、1日当たり1〜2回とし、慣れてきたら2〜3回まで増やしてもよいです。
  4. 入浴時間は、入浴温度により異なりますが、1回当たり、初めは3〜10分程度とし、慣れてきたら15〜20分程度まで延長してもよいです。
入浴中の注意
  1. 運動浴を除き、一般に手足を軽く動かす程度にして静かに入浴してください。
  2. 浴槽から出る時は、立ちくらみを起こさないようにゆっくり出てください
  3. めまいが生じ、又は気分が不良となった時は、近くの人に助けを求めつつ、浴槽から頭を低い位置に保ってゆっくり出て、横になって回復を待ってください。
入浴後の注意
  1. 身体に付着した温泉成分を温水で洗い流さず、タオルで水分を拭き取り、着衣の上、保温及び30分程度の安静を心がけてください(ただし、肌の弱い人は、刺激の強い泉質(例えば酸性泉や硫黄泉等)や必要に応じて塩素消毒等が行われている場合には、温泉成分等を温水で洗い流した方がよいです。)。
  2. 脱水症状等を避けるため、コップ一杯程度の水分を補給してください。
湯あたり

温泉療養開始後おおむね3日〜1週間前後に、気分不快、不眠若しくは消化器症状等の湯あたり症状又は皮膚炎などが現れることがあります。このような状態が現れている間は、入浴を中止するか、又は回数を減らし、このような状態からの回復を待ってください。

その他

浴槽水の清潔を保つため、浴槽にタオルは入れないでください。